「倒れたってきいた時は驚いたけど…
すぐ退院できてよかった。」




倫はあたしの荷物をもってくれていて。


その優しさに触れるのも久しぶりだなぁ
って思うと、なんか泣けてきてしまった。





「冷夏倒れたらつまらんやろ!みんな待っとるんやからはよ戻ってきてや!」



…フフフ。


最初はあんなにあたしのこと毛嫌いしてたのに…。




「…仲間として認めてもらえたってこと
かしら?」



そう問いかけてみると



「当たり前やん!」



と答えてもらって。






あたしの心は一気に軽くなった。