2番目のわたし。【完結】



「おはよ〜駿太。」


「はよ、景」


これが俺、関谷景の1日のはじまり




昼休み


「駿太〜今日は綾香と帰るの?」


「あぁ、今日は景と一緒に帰んないわ」


「寂しいな〜じゃあ誰と帰るかな〜」

あ、朝香ちゃんだ
廊下で友達と話してる

朝香ちゃんは駿太にとって大切な人
あの子の名前を出すだけで
コロコロ顔色を変える
わかってないんだよな〜駿太



「今日は朝香ちゃんと帰ろっかな〜」


「はぁ?なんでだよ。お前あいつと仲良くねーだろ?」


「仲良しだよ〜後輩ちゃんだもん」


「帰る理由がない却下」


「え〜でも〜俺寂しいし〜」


「寂しくないよな。却下。」


「朝香ちゃんのこと好きだから!
一緒に帰りたいの!」


これはどうだ!って感じで言ってやった


「‥‥お前は朝香のこと好きじゃない
さっき後輩って言ってた。却下。」


なに動揺してんだよっ。
って心の中で笑った


「えー好きだよ〜好き好き!」


「はい。好きじゃない。てかお前みたいなチャラ男に朝香はダメ。却下。」


わお。言っちゃてるよ
お前彼氏じゃないくせに
焦ってんな〜
もうちょいからかってやるか