「は?」
陽信は驚いた様子で振り向く。
「なんで、撮ったの?」
笑みが少し怖いけど。
「か、かわいかった、から?」
「疑問じゃ答えになってないけど。言っとくが.....男に可愛いは誉め言葉じゃないからな!」
「だって!可愛かったんだもん!」
家でも陽信眺めたいもん。
「.....だめ、だった?」
怒ってる陽信をまた見上げる。
「許す。」
そう言ってくれる陽信はとても優しい。
いつも、そうなの。
私と一緒に歩くときはさりげなく、車道がわを歩いてくれて。
寂しいと思ってるときはなにも言わなくてもそばにいてくれる。
そうゆう人ってとても大切だと思うの。
「私ね。雨は、嫌い。」