「......止みそうにねぇな。拭くもんなくてごめんな。」
「いや、女の癖にタオルとか持ってない私も相当だと思う。」
だって、学校でトイレ行きたくならないんだよね。
「学校でトイレとかほぼ行かないしな。」
「フフ.......そうだね。」
笑った私に陽信は少し不機嫌そうな顔になる。
「なんで笑うんだよ。今の会話に笑う要素なかっただろ。」
そう言ってまた、ムッとする陽信は可愛くて最高にカッコいい。
陽信を見上げる。
......あ。髪の毛、ペッシャンコだ。
...か、かわゆい。写真とりたい。怒られる....けど、とりたい!
私は気づかれないように携帯を取りだし陽信に向ける。
反対側を向いていて丁度、よかった。
カシャッ