「だって、吸わせろなんて言われたし、なんか山田のキャラじゃなかったし…。

まず、山田がそう言ったんだし」



「じゃ、確かめりゃいーじゃねぇか」


空木は疑いの眼差しを向けたまま、ベッドの部屋のドアを指差した。



「「「確かめるって?」」」



首を傾げるあたしと秦野と桜井先生に、空木はニッと笑った。



「俺様が一発で確かめてやる」



腕まくりをした空木は、ベッドの部屋へずかずかと入っていった。


一応、あたしと秦野と桜井先生もついていく。



一番奥のベッドで、山田がスヤスヤ眠っている……


……所に、突然、空木がまたがった。