「男がいたらしづらい質問とかだったら、聞くわよ??

もちろん、空木と秦野くんには退室してもらって」



「いや!大丈夫、言います…」



あたしは、ベッドの部屋のドアが閉まっているのを確認すると、声を潜めた。


三人が寄ってくる。



「実は、山田って……




吸血鬼、なんです」






「……は?

お前……マジで言ってんの??
え、ちょ、待っ…くくく……」


「ホントなんだって!」


笑いやがったな、このプライドのかたまり!!



あたしは、救いを求めて、爆笑する空木から、秦野へ視線を移した。



「…凜まで貧血?いや、熱…??」     


…ダメじゃねぇか(^p^)