「あ、あたし手伝いまーす!」


あたしは、空木と秦野の間をすり抜けた。



「桜井先生、あたし毛布足りないみたいなんで、取ってきます!」



「よろしく関口さん♪

さ、空木と秦野くんは、ベッドへ…」



「はぁ!?ふざけんな!!オイ!」


「な、なんで俺と咲夜が…」



「いーからいーから♪♪」



「ちょ、凜ッ、助けろ…」
「凜、助けて…」




「「ギャアアアア…パタン。



あたしは二人に手を合わせてから、保健室のドアを静かに閉めた。