殴りながら、チャラ男も空書きする。



「あ~!「凛とした瞳」の、凛に似てる字だね??」



い、意外とかしこい…。



いっつも間違われちゃうんだよなー。


今さら言っておきますが!



○凜
×凛



ですからね!



「さーて、俺も ドンッ 一応名乗っとくね!」



チャラ男は、一瞬真剣な顔になると、




ドカッッッ




不良達の最後の一人を、押さえ込んで蹴り上げた。



「う、あっ……く、くそ…」



最後の一人が、歯を食いしばりながらチャラ男を睨んだ。



でもすぐに倒れ込んで、動かなくなった。