笑顔の男の子は、目の前に倒れていた不良達の元によって、しゃがみこんだ。



「大丈夫??オジサン♪」



って事は、この倒れてる不良、全部この人が…??


じゃ、この人は、「味方」として見てオッケー!?



起き上がった不良達の目には、溢れんばかりの怒りが宿っていた。



「ふっざけんな…。一人で何ができんだ?坊主」



不良達のリーダーっぽい人が、低い声で言った。



それに対してチャラ男は。



「大学生のオジサンに、何ができるの?」



と、風船ガムを膨らましている。