「じゃ、球技大会出てOKなの?」


「…まぁ、応急処置見つけたから」


え…応急処置!?


ま、まさか、女の子の血を無理やり吸う気では…。


「…俺のイメージどんだけ悪ぃんだ、バーカ」


あたしの推理を察知したのか、ブラッドが球技大会のプログラムで頭を叩いてきた。


「痛い…」


だって、ブラッドってドSだし…。


「そんなんじゃねぇよ」


やっと、ブラッドから小さな笑みがこぼれる。