「イメチェン舐めちゃダメだからね!」


明梨が、机に左足を乗せた。



「そんな中途半端な気持ちでしてないからー!」



あたしも、右足を机に乗せた。







…こんなにもイメチェンが難しいだなんて、知らなかったし!


明梨の前だったら、別にこーやって、普通にイケるんだけど…。



ドンッ



「あっ、ごめんねー」



「…だだだ大丈夫…」






「……ちょっとクラスメートがぶつかっただけで、それ~??」



明梨が、ひじであたしをつっつく。



うぅ……。


だって、仕方ないじゃんか!


慣れないモンは慣れないの!