驚きの声をあげたのは、あたしと秦野だけだった。


空木と日向は、ポカーンとしている。




いや、え、だって………えぇ!?!?




「久しぶりー!!れーくんー☆」




「…か、和葉ちゃん!?」



一回息を飲んだあたしは、やっと口を開いた。


秦野も、「生徒会長…?だよな?」と、和葉ちゃんを指差しながら言う。



か・な・り、うっとうしそうな“零”に、

ギューーーッと抱きついているのは、紛れもなく和葉ちゃん。


そう、あたしの憧れ、沖田和葉ちゃん。