「ま、凜が一人じゃないなら良かったけどね」



「今回は咲夜に譲ってやるよー」



後ろから、蒼空とブラッドの陽気な声が聞こえてくる。



「譲ってやるって、だからなんでだよ…」



蒼空とブラッドは、そのまま俺を追い抜いて、歩いて行ってしまった。



なんか、疲れる今日。



「まぁ、女の子と二人きりで帰れたんだからな」