「…昨日、いた、のか……?」



「凜が一人になると思って待ってたんだけど…」


「咲夜と凜が、二人で出てきたから…」



蒼空とブラッドが、顔を見合わせた。



「お前らも日向と一緒かよ…」



なんで俺も、こんな気づかなかったんだ…。



再び頭をかかえた俺は、ノロノロと歩き出した。