「…空木に女の子らしいとか言われた事ないし」


あたしが、しれっとつぶやいた途端。


「どーした?凜」


キラキラスマイルだけど、黒いオーラを身にまとった空木が振り返った。



「だから、猫かぶってるのおかしいよって」


ちょっと冷たく言い放ってみる。


今は猫かぶってて、俺様封印だからね~♪


さすがの空木も怒れないで「あぁ??」



………………(°°)マジ?



「俺様に送ってもらっといて、なんだソレ??」



切れるんかーい!!!!!



「猫かぶる必要なくない??」



負けじと言うあたし。



「何しようが俺様の自由だろ」



詰め寄って、あたしにデコピンする空木。



「いったー!!変だから言ってやったのに!」



あたしも空木のおでこを弾く。