「空木!空木って!」



あたしは、揺さぶるどころか、空木を叩いたり蹴ったりした。


もう、後で怒られる事承知の上で!



「どけ、女。俺らが用があんのは、空木咲夜なんだよ」


「や、やだ…」


いくら空木でも、一人だし、寝てたら負けるって!


「あぁ?ずいぶん生意気だなァ?」


うわっ、超睨んでくるよー…。


コイツら、停学か退学になったんじゃないの!?


なんで懲りないのさぁ!!