「原稿終わってないよ!!てか、もう7時!?」


改めて席についたあたしは、絶叫した。


「俺は行くからね」


「俺もー☆」


ちょっと不機嫌な秦野と、日向が教室から出て行った。



あー、いいなぁ二人…。



「こんなの、書いてたら終わんない。キーで打った方が速い。保健室行ってくる」


零も立ち上がって、そのまま教室を出て行ってしまった。






…って、えぇΣ( ̄□ ̄)



教室、あたしと空木だけ!?


ちょっと待ってよ、なんでみんな一斉にどっか行くの!?


ひ、ひどい…。


このプライドの塊と二人っきりだなんて…。




変にシーンとする教室。


空木、後ろにいるし…気まずい……。