「ちょっ……日向!!」



肩を掴もうとした秦野を、軽やかに避ける日向。



「いざ勝負!☆」



廊下に出て、かまえる日向。



あ、もしかしてこの展開…。



「…いざ!」



珍しく、日向にのせられて廊下でかまえる秦野。



「蒼空に出会った時、マフラーしてても強かったから、マフラーしてない蒼空と戦闘ってみたかったんだよね~☆」


腕をぐるぐる回す日向。



「なるほど…。じゃあ、マフラー預かっててね?」


指をボキボキ鳴らす秦野。


傷痕が、夕暮れの光に照らされてる。