それからかれこれ一時間、私達は海で思いっきり遊んだ。



ちょうどお昼時。



「あぁー、つっかれたぁ。ねぇ、そろそろお昼にしない?」



江利は言った。・・・まぁ、確かにそろそろお昼時だもんね、私も丁度お腹空いてきたし。



「・・・で、誰が買いに行く?」



「はい!私が買いに行く!」



私はビシッと手をあげて言った。
・・・だって、ちょっと一人になりたかったし。散々新海の笑顔見たら心臓がもたない。



「あ、そう、じゃあ奈柚よろしくね!あ!絶対に海といったら焼きそばだかんね!」



ん?あれ?珍しいな、江利が引きとめないなんて。まあいっか!これでひとりになーれるぅ!



「それじゃあいってきまーす♪」



私は笑顔で行った。