私たちは、お言葉に甘えて帰った。
その途中の事。



私は気になっていたことを新海に聞いた。



「ねぇ、私に壁ドンしたのって、先生にあの言葉を言わせるため?」



「さあな、そうかもしれないし、もしかしたら、ただ俺の理性がぶっ飛んだだけかもよ。」



何それ!いみわかんない!



「お前、家どこ?」



「え?なんでそんなこと聞くの?」



「いや、送ってこうと思って。」



別にいいのに。どうせ家もうすぐだし。



「大丈夫だよ。家、すぐそこだから。」
「あっそう、ならいいんだけど。」



「「バイバイ。」」