うーーーん、すっごく気持ちいいなぁ。
そう思いながら私はスヤスヤ眠っていた。・・・なのに。



「コラァァァァァ!工藤!如月!お前ら授業中にノロケるなァァァァ!」




え!なになに!何が起きたの?!
私は新海の方を見た。新海はまるで、俺は何も知らないと言ってるかのように傍を見ていた。



私は小声で新海に話しかけた。



「ねぇ、どういうこと?」



「べ、別に。」



やばい、超わかりやすい。



「ていうか、私寝てたんだから、何かあるとしたら新海でしょ!」
「・・・・・・。」



全く!とぼけるなんて酷くない!



「おい!お前ら聞いてんのかぁ?お前ら罰として数学準備室の掃除な!」



はあァァ?数学準備室の掃除ィ?私は新海を睨みつけた。



ジーーーーー!



「知らねぇよ。寝てたお前が悪いんだろう?」



うぅ。た、確かに新海の言ってることは当たってる。でも!私が寝てるからって何かしてきた新海が悪いんでしょ!



でも、私は言い返せなかった。



あぁ、放課後、めんどくさいなぁ。