私は恥ずかしくて、顔を真っ赤にして自分の席に戻った。


・・・そして早速たくさんの女子に囲まれた。



「ねえ!工藤君と付き合ってるってどういうこと!」
「二人はいつから付き合ってるの!」



あぁ、お願いだから今は話しかけないで。ただでさえ頭の中がついていけないのに。



江利がみんなの前で叫んだ。



「ちょっと!お願いだから今はそっとしといてやってよ!奈柚だって頭の中がついていってないんだから!今は誰も奈柚に話しかけないで!」
「・・・江利。」



あぁ、やっぱりこういう時って親友がいると助かるんだなぁ。