その日はあれから何があったのか
覚えていない

気付くと鞠の部屋にいた


「可菜子がおかしい」
鞠は笑いを堪えているようだ
私は思わずムキになっていった


「そりゃ、おかしくもなるよ!おとなしい人がデートの誘いをしてくるなんて」


色っぽくどこか甘えているような声
思い出すと、ドキドキする