----1年前

必要とされていない此処に
存在している必要があるのだろうか。

あたしは虚無感につつまれ、
たくさんの車が通る国道の
横断歩道を渡ろうとしていた。


…砕け散ってもいい。
そう思えた。


最後に見たのは、
眩しい眩しい車のヘッドライトだった。