それから月日は流れ、2月14日に森りんは告白をした。



その日の帰り道、水色と薄ピンク色が混ざったマーブル色の空を仰ぎながら彼女は報告をしてくれた。



「告白の返事は、少し考えさせてくれ。でも、前向きに考えてみるって」

「やったね!」


この前行った秋祭りでの雰囲気も良さそうだったし、あの日から始まりの予感を感じていた。



「それに中田とは、志望校が一緒だしね!」



森りんはそう口にして、嬉しそうに笑った。


偶然同じだったみたいで、それを知った時に森りんはとても感動していた。