『……凄い!!五十嵐選手、オーバーヘッドを成功させました!!体育祭初の快挙です!Sクラスチームにオーバーヘッドを決めた事で種目で2点追加!!そして、体育祭を通しての点数50ポイント増加します!!』放送を通して放送を担当した生徒が興奮している。
皆に
「まだ、試合は続いてるぞ!」と言い試合に戻った。
試合はこれを期にこっちに流れが来た。
あと1分…
結構体がツラい…使いすぎた…1点入れて、そのまま終了のピストルが鳴った。
結果は…18対13…!!俺たちの勝利だ…!!
長谷川が来て
「そこまで本気になるなんてな。…負けたよ。会長の本気、圧巻だな。」と言って、
「当たり前だ。…俺はこの事については初めから本気だからな。」と言った。
「ふ~ん。まぁ、頑張れよ」と長谷川は俺の肩をトンと叩いていった。
自分の席について水筒に口を付ける。…一息付けたな。…体力を回復させるため、俯き目を瞑る。…取り敢えず俺の参加する種目は応援合戦とクラス対抗リレーを残してるだけだな。