気がついて………ここは、保健室?…誰が運んだんだろう…?まだ、ボーッとしてるとカーテンが開いて
「起きたんだ。…大丈夫か?」とその言った人を見ると颯斗先輩だった。
「あ、ごめんなさい。…直ぐに仕事、戻ります。」と言って起き上がろうとしたけど先輩に肩を押さえられベットに戻された。
「さっきまで、気を失ってた奴に仕事はムリだ。」強い有無を言わせない強い瞳。…あ、良く見ると緑が軽く入ってるんだ…キレイだな…。
「……?どうしたんだ?時宮。」颯斗先輩が言う。
「いえ…すみません。」キレイな瞳を見ていたなんて言えない…
そう?と言って私をじ~っと見つめていた。
「時宮、まさか、オーバーワークで貧血になったんじゃないか?」…ッ!当たってる…生徒会に入ったからには頑張らないと、と気合いを入れていたのがダメだったみたい。颯斗先輩は黙りを肯定と受け取ったらしく、側に置いてあった私の鞄を持ち、
「送るから。…こうなったのも、配慮が足らなかった俺の責任だから。」と力強い目で言われた…
「いえ、体調管理の怠った私が悪いので颯斗先輩は責任を感じないで下さい。」と言ったが聞き入れてくれなかった。