嘘だろ…あり得ない。〔時宮〕では6歳から力の制御を教える。雪奏はまだ3歳なって無いぞ!!
とす、と俺の膝の上に雪奏が力を使って時空を曲げて来た…まだ6時にもなって無いのに…着替え終わってる…雪奏が俺の腕をぎゅ~ってすると、
「パパ~いた~♪」って言った。俺は雪奏の頭を撫でた。突然現れた子どもに警察官がびっくりした顔で
「この…お子様は…?」と聞いてきた。軽くパニックになってる様だ。
「驚かせてすみません。…私の娘の雪奏です」と、言うと納得という顔だった。落ち着たのを確認して、
「雪奏、ごあいさつは?」と言ったら
「せちゅかだよ!」ってニコッて笑って警察官に言った。
「あ、あぁ、よろしくね?」とまだ少し混乱しているようだ。…家に到着して、
「雪奏!!」と門の前でパニックになってた鈴美に
「大丈夫。落ち着け。雪奏は俺の所に来ていたんだ。…怪我も何もない。」と、何もない…その言葉には、精神力、体力的にも何も問題ないという意味があった。…本来力を使うと消耗するはずだが雪奏にはそれがない。…俺の力をとっくに越えてる。雪奏の戦闘特性何だろう…?こんなの…俺の祖父さんの氷朗位か…?いや、考え出したらきりがない。
「そう…良かった…警察車両の中は携帯使えないからもしかしたらって思ったけど…」かなり安心した顔で鈴美は言った。