ー翌日。朝食後ー

母さんがいない内に、昨日思った事を聞いてみた。

「鈴美、最近鈴美の体、微熱っぽいけど、何か引っ掛かる事はあるか?」裏では、もしかして妊娠してないか?と。…意味が通じたのか、鈴美は

「うん。実は…ちゃんと来ていて良いはずのが最近来てなくて。…でもなんで?」ッ!!どうやらビンゴらしい。

「昨日の夜、鈴美を何時ものように抱き締めていたら鈴美が微熱っぽいから力を使おうとしたんだ。けと、その時に『やめて、ぱぱ。』って言う声が聞こえた気がしたんだ。…それで、聞いてみたんだけど。」〔時宮〕の人間が力を使おうとしたとき、意思あるもの(意識が有るもの。動物でも可。)の声が聞こえる人が産まれることがあって、それに俺は当てはまるからだ。まぁ、実際使えるようになったのは14過ぎた辺りだけど。

「えっ!?…って事は?」鈴美がびっくりしているのを見て俺は

「病院、行ってみるか。」と言った。

ー夕方。鈴美の実家ー

義父さんたち(優人はいないが。)に集まって貰って、今日分かった…とても嬉しい事の報告に来ていた。

「それで、話ってなんだい?」と聞く義父さんに、