別荘に帰ると鈴美が待ってた。

「ただいま。鈴美」俺が言うと

「…お帰りなさい。冬哉」と言って抱き付いてきた。俺も抱き締めると、

「怪我してない?」

「大丈夫。…一発で終らせてきた。」鈴美の髪を撫でながら言うと、

「良かった…でも、今日はゆっくり休んで?…出かけるのは明日で良いから。」鈴美は言った。有無を言わせない、と言う顔だった。

「…分かった。今日は家にいる。残務処理がまだ残ってるけど、家で出来るしな?…けど、その後は分かってるか?」とニヤリと笑うと鈴美はビクッとして、

「…でも、やさしくー」

「出来ない相談だな。」とあしらって、──その後は熱い夜を過ごした。

ー翌日ー

起きようとするとジーっと見られてる気がした

「冬哉、ズルいな…男の人なのにわたしより肌綺麗なんだもの。」と鈴美が俺の頬を触りながら言った。…そんな事したらまた俺、鈴美の事欲しがるぞ?…耐えられなくなって俺は触られてる手を捕った。

「そんなことしたら、どうなるか分かっててやってる?」