『わっミカ、あの人だよ!?』

『あ、ホントだ!!…こっち、来てない!?』

『わ~ホントだ!!』スゴいね…キャーキャー言われて…少し妬いちゃう…

「ごめん。鈴美、待った?」冬哉が聞くと、隣の人は、

『なーんだ。って言うかあの人もレベル高いよね?』なんて言って何処かに行った。

「…鈴美?」冬哉が聞くと、少し拗ねた声でわたしは、

「冬哉、遅いよ…」

「だからごめんって、…何拗ねてるんだ?」

「…冬哉、わたしと結婚してるのに、モテるよね…」と若干ジト目で、言うと少し嬉しそうに

「…妬いたか?」なんて言うし。わたしがそっぽ向くと、ほっぺに冷たい物が。

「きゃっ!!」

「ラムネ。こっちは暑いからな。ちゃんと水分補給しろよ?」と渡されて、一口飲むと冷たいラムネがシュワシュワと喉を通って言った。

「機嫌、直せよ。…新婚旅行何だしな。それじゃつまんないだろ?」冬哉は自分の分の烏龍茶を飲んでから言った。…それ言われたら何も言えないじゃない。

「分かったよ…1人拗ねても意味無いしね。」とわたしは言うと、

「じゃあそれ飲んだら、遊びに行くか。」と言った。