俺は鈴美に言い聞かせて、鈴美の家まで送る途中、通学路の途中にある公園に寄るとベンチに座らせ、よく飲んでいるミルクティーを渡した
「まだ、落ち着きそうに無いだろ?」俺がそう言うとうんって鈴美は言った。
「ムリも無いよな…びっくりしたろ?」
「うん。笹木君、優しい人って思ってたから。…クラス、どうしよう?顔合わせられないよ…」俺のクラスと鈴美のクラスは別々だから、か
「なるべく、俺の側にいれば良い。側にいるときは守れるから。」
「でも、迷惑じゃない?」
「迷惑じゃない。」鈴美を守れるんだ。それに好きなやつが側にいるんだぞ?…相変わらず分かって無いな…小声で勘違いしちゃうよ…って鈴美が言った。……ん?勘違い?……まさか、
俺は鈴美の手を握ると、
「俺にこうされるのイヤじゃないか?」…一か八かの掛け。……鈴美、何て言う?
「……イヤじゃないよ?」って小さかったけど、ハッキリそう言った。掛けは貰った。
「そのままで聞いてくれ。……もう幼馴染みじゃいられない。鈴美が好きだ。付き合ってくれ」