大丈夫との意味をこめ、背中を優しく叩いた。

暫くすると目が闇に慣れて少し見えるようになった。……何か準備している。…これは見ない方が良いな。

鈴美の方に顔を向けると、まだ不安みたいで

「怖かったら手、繋いでて良いから。」と言うと

「うん…ありがとう。」と鈴美が言ったから。すがり付いた手をほどくと手を繋いできた。

それから2~3分してから照明が付いた。眩しくて目を細めるとそこには…鈴美が好きなチョコタルトがあった。

「あらあら、」と先生がみる先には…俺たちが手を繋いでいる事だった。恥ずかしくなって(回りには30人位いる。)元クラスメイトとかに
「よっ新婚夫婦!!」とか「真っ暗なのを良いことにイチャついてたか~」など冷やかされた。

「丁度良いしこのままでね。」って義姉さんが。…なにが?

「ここでミニゲームです。鈴美の大切な物を店の中に隠しました。それはどこに?」はっ!?隠した!?何を?深呼吸して、…鈴美をよく見てみると、ネックレスだ!!店に入った時は着けてた。…でもあれって確か鈴子義母さんの、だよな?…考えても仕方無い。入った時と今の店で変わっているところ…ん?ショウウィンドウされてるワインクーラーの中のワインの数が違う…
近くまで行き、見てみると、