ー翌日。通学路ー
学園に向かう途中、颯斗と手を繋ぎながら、歩いていた。
颯斗がクスッと口角をあげた。
「どうしたの?」私が聞くと
「見た夢がすごく良い夢でさ、雪奏と俺と五歳位の子供三人で遊園地に行く夢で将来こんな風になれば言いなって思った。」あれ?颯斗、もしかして…
「私が見た夢は女の子二人だけだったけど、もう一人男の子が居る感じだったよ?…ちょうど颯斗の夢と同じ五歳位。」私が言うと颯斗は
「もしかして…」
「「正夢!?」」…ハモった。と言うより…
「同じ五歳位って事は、三つ子?」颯斗がびっくりしてる。…私もだけど。
「多分…私が見た限り女の子の方はスゴく似ていたし…」私が言うと颯斗は微笑みながら
「じゃあ、今は勉強頑張らないとな。…夢を現実にするために。」颯斗は空を見て言った。颯斗の目は決意に溢れていて凄く格好良かった。
私は颯斗の手をぎゅっと少し力を入れた。『私も一緒に頑張るよ?』…そう言う意味で。