「雪奏、サンキュ」と言うと雪奏が微笑むと、咳払いが聞こえて振り向くと父さんがにやけてた。
「…新たな颯斗、発見。だな。」と父さんが言った。
「いちゃつくなら2人きりでね?」とさくらが言った。…雪奏、赤くなってアイスティーの中の氷ストローで遊び始めた。一方冬哉さんと鈴美さんはニコニコ上機嫌。あそこだけなんか雰囲気違うし。弄るんじゃなくて見守る感じだな。
食べ終わり、食器洗いとキッチンの片付けをして、俺と雪奏は川辺りに散歩に行った。
ー川辺りー
手を繋いで、俺は雪奏の歩くペースで歩きながら、喋っていた。
「なんか、ごめんな?父さんとかからかってきて…」俺がそう言うと
「…恥ずかしかったけど、気にしないで。」と微笑んで言った。…夕日に当たってキレイだ。
誰もいない川辺りに二人きりで、俺は雪奏を抱き締めていた。…雪奏の香り。良いにおいだよな…
言葉がいらないみたいに一緒にいた。