二人きりの時間を過ごしていると、雪奏が急にドアの方を見て、静かにしてて?という風に自分の唇に人差し指を付けると、俺の膝から降りて、足音を立てないようにドアに近付くと、ドアを開けた。
そこには…
「うっそ~!なんで、バレたの!?」…さくらだった。
「足音、聞こえてましたよ?」と雪奏が言った
「考えて無かった…。あ、そうそう。もう準備出来たから呼んでこいって」とさくらが言うと
飯行くか。と雪奏と顔を見合わせてコテージを出た。
ーバーベキュー場ー
ジュー!と言う音と共に良いにおいがする。
「焼けたわよー」と言う母さんの声で、食べ始めた。…父さんはキノコを乗せられそうになると避けたり、逃げたりしてるけど。…雪奏は焼いてばっかで少ししか食べてない。…水分も取ってないし。俺は雪奏の近くに行くと雪奏が使ってたトングを盗ると、
「代わるから食べろよ?」と言って雪奏が居た場所も盗った。
「大丈夫だよ?」って言うけど、俺は
「春と夏貧血で倒れたの誰だっけ?」と言って雪奏を黙らせた。