「父さん、何で本気モードなんだ?」と聞いたら父さんは

「お母さんにムリヤリキノコを食べさせられないように食材を増やすため。」と父さんがボソッと言った。…そこまでキノコ嫌いか。

「後、鈴美たちデザートにお菓子を作るらしくて、それが楽しみなんだよ。」と冬哉さんが言った…冬哉さん、甘いもの好きだからな。俺は苦手だけど。

冬哉さんが
「頑張ったら雪奏、ご褒美くれるかもよ?」と言った。…それは欲しい!!

3人が燃え始めたのは言うまでもない。

─一方その頃、雪奏たち料理班─

食材の下ごしらえをし始めながら雑談をしていた。─いわいる恋バナ。

秋子お義母様と遼お義父さんの馴れ初め─遼お義父様が医大生時代にオープンキャンパスで来た秋子義お母様に一目惚れして猛アタックされて、付き合い始めたのがきっかけらしい。

お母さんはお父さんとの馴れ初めとかを話していた。そして、話題は私と颯斗に。

「颯斗って何て言ってコクったの?颯斗話してくれないから、気になる♪」とさくら先輩。

「そうね。何て言ったの?雪奏ちゃん?」と秋子お義母さま。…お母さんも興味津々って顔。…言わなきゃダメ?