ー翌日ー

土曜日で俺と鈴美は俺の部屋でコーヒーを飲みながら式の事で話していた。

…まぁ、ほとんど終わってるから自分たちのチェックのため、だけど。

「……これで終わりっと。」鈴美が言ってから、「ちょっとゴメンね」って言って席を立った。…トイレか。

「分かった。」そう言ってから少し経つと母さんが断ってから入ると『仕事』だそうだ。…しかも今回は別のエリアにもう一体出てるから母さん─時水様はそっちに行くらしい。個別戦か…あまり経験無いけどウダウダ言ってられない。
着替えて玄関に行くと、後ろから鈴美が──この家で俺に抱きつくのは鈴美しかいない─抱き付いてきて。 俺は回ってちゃんと抱き締めると「帰って来るから安心しろ。」って言ってから鈴美を離すと家を出た。