ー花火大会、会場ー
会場に着いて、
「腹減ったから何か買おう」と颯斗が言ったからたこ焼き、焼きそばとか色んな種類を1つずつあと飲み物を買って座れて、花火の絶景ポイント…(颯斗が事前に調べてたけど、皆考える事は同じで人ばかりだったから)ちょっとズルして、力を使って建物の屋上(人から見えない用に私たちだけは姿を隠して…これは上級者の力の使い方だけど。)驚いた颯斗が
「これ、どうやってるんだ?」と聞いてきた。
「うん。時間干渉系で私たちの居ない時間のここを見せてるの。…勿論、おわったら居ない状態になるけどね?…まぁ、簡単に言うとここに私たちが居たという事実が時間から無くなってる、って言うことだよ。」と言うと颯斗が
「力って応用すれば幾らでもなるんだな…」と感慨深そうに言った。
「颯斗の風だって使いこなせばあらゆる用途になるよ。」ぐぅ~とお腹の音が颯斗の方から聞こえて、颯斗は赤くなってた。「…温くなっちゃうし食べよ?」と言って私たちは食べ始めた
食べ終わってお喋りをしてると、放送で『花火大会を開始します。』というアナウンスが聞こえ空を見るとドーンと言う音と共に花火が打ち上げられた。
…キレイ…そう呟いていたのか颯斗が「そうだな…」と言ってるのが聞こえた。私たちはどちらからも言わずに手を繋いでいた。
…終わった時に颯斗が私にキスをしてくれた。