俺は気付いたら雪奏の事を抱き締めていた。

…やっぱり雪奏の香りって良いにおいだな…

びっくりしている雪奏に俺は雪奏の頬に手を当ててキスをした。

まだキョトンとしてる雪奏に唇を離し

「直してくれたお礼。…ありがとうな。」ようやく事態を把握した雪奏はボッと赤くなった。

あ~こうなったら戻ってくるの時間かかるな…でも面白いし──もうちょっとからかっても良いよな。

「雪奏。」と呼び掛けてたら、なに?みたいに上目遣いで見てきた…。それは止めろって…止まらなくなる。……でも二人しか居ないし、赤くなった顔にやられて、キスをまたしていた。

入り口から

「おーい。シャワー開いた、ぞ…」と長谷川が道場に入りながら言った。びっくりした雪奏がおもいっきり俺を突き飛ばした。
まぁ、突き飛ばしても俺は2~3歩よろけただけだけど。

かなり離れた場所に雪奏行ったし。

…余計に顔赤くなってるし。

長谷川~邪魔するなよ…と俺が睨んだのが効いたか

「お、お邪魔しました~」と逃げた。