「えっちょっと冬哉!?」パニクってる。おもしれ~

手を離し鈴美の頬っぺたを触ると「ん?」と言ってどんどん顔を近付ける。後少し、というとこで、

「わたしがその顔好きなの知ってるのにするんだもん…」と小さい声で言った。もう少しでキス出来たのに。離れると、ちょっと残念そうな、でも安心した顔になった。

「心配しなくても家に帰ったらしてやるよ」とからかうと、

「…もう!!」と赤くなった。

その後。放課後、鈴美は卒論を提出してから一緒に帰って俺の分の卒論チェックして、鞄に入れてから、俺は有言実行した。