高校生での結婚は如何と言うことになり条件付きで、という事になった。
話が終わり、3人を呼び戻した。
その条件を話して、
「…まぁ、常識的に考えれば、仕方無いかな?」というさくらさんの言葉に納得していた。
…互い、大きなバックがあるからな。
決まったならあの事を颯斗君に伝えて置かなければ…
俺、雪奏、颯斗君で〔時宮の事情で〕話すからと少しの間抜けさせて貰って、
ー五十嵐邸、中庭ー
「二人に話して置きたい事がある。」と前置きして、
「〔時宮、次期当主〕は結婚式の時、〔現当主〕へ〔引き継ぎ〕があり、それが終わると〔当主〕と名乗れる儀式があるんだ。」と言って、雪奏は
「大丈夫。覚悟は出来てる。」と強い眼差しで言った。…颯斗君は話しを飲み込めない様で、
「その〔引き継ぎ〕の内容が少し問題でね…〔現当主〕から力に関する全ての情報を渡すんだよ。…その時は颯斗君に雪奏を支えて欲しい。」