夏休みになり、今日は俺は相当落ち着きが無かった。
今日は冬哉さん、鈴美さん、雪奏が家に来る日
はぁ、落ち着かないな…
ピンポーンとチャイムが鳴った。
午前10時。約束の時間。俺は迎える為に玄関に行った。…だけど、母さんが先に来ていて話している。
ーリビングー
父さん、母さん、さくら、俺、冬哉さん、鈴美さん、雪奏の7人で顔を会わせていた。
挨拶もそこそこに、本題へ
「颯斗とさくらから大体の話は伺いましたが…」言葉を濁して喋る父さん。信じて無いみたいだ。…俺もあのときに力を使った雪奏を見てなければ信じて無かった。
「そう思われるのも無理はありません。元々この能力を知ってるのは、警察上層部、あと歴代首相だけですから。…ご子息である颯斗君が知ったのは娘の雪奏が力を使った現場を目撃したからです。」冬哉さんは言った。冬哉さんが丁度インクが切れて使えなくなったボールペンを俺から貰うと雪奏に渡し、雪奏がボールペンを凍らせて、軽く爪で弾くと粉々に砕けた。
父さんは目の前の出来事にびっくりして、声が出なくなっていた。