俺は時宮冬哉。今13で今週の金曜で14になる。

俺の苗字〔時宮〕には秘密がある。特別な力を持ち、一般人には知らない魔物の討伐を〔裏〕でし、〔表〕では資産家として働いている。…この事はほとんど知らないが他人で知ってる奴が一人…幼馴染みの有里鈴美。…俺の初恋の相手で今でもその気持ちは続いてる。いや、この気持ちはどんどん加速してる。

鈴美に始めて会ったのは俺が五つの時、七五三で鈴美の実家でもある神社に行った事だ。その後よく家を抜け出して鈴美に会いに行っては一緒に遊んでいた。

鈴美が俺の力に気付いた時は俺が8歳の時。木登りをしていたら、鈴美が足を滑らせて木から落ちたとき、打ち所が悪く利き手である右手を折ってしまったとき、咄嗟に回復能力を俺は使ってしまった事があったからだ。その後俺は鈴美にこんな人じゃない力を使ってしまったからには嫌われたと思って距離を置いた俺を鈴美は家に来て
『わたしのことキライになったの？』って

『違う!!こんな化け物じみた力を持ってるんだぞ!!俺は鈴美に嫌われたと思って…』

『なんで？怪我を治して貰ったんだよ!?わたしにとって冬哉はヒーローだよ』って向日葵みたいな笑顔で言ってくれた。それで俺は鈴美の事が好きになった。

14になれば時宮では大人として扱われ、戦いにも出る。

望まない見合いもさせられる。…だからその前に鈴美に告ろうと思う。