空耳だったのか。

でも、確かにいった。


“一緒に、サボる?”


頭が、うまく回らなくて、え?という言葉しか、出てこなかった。

最悪。

入学式は、無事終わり、家について、考える。

でも、流星先輩なのは、間違いない。



どーしよ。もう一回会いたい。


だって、流星先輩に恋したあの日から、気持ちが変わることはなかった。


今まで、ずっと、一筋だった。

諦める気持ちもなかった。


だから、この想いは、今日、爆発した。


でも、会えるわけもない。

3年生と会う機会なんて、めったにない。


うわーん。


なにか、していたくて、コンビニに、駆け出した。