零「千尋!」






愛しい人の私を呼ぶ声。





あぁ、私は幻覚を見ているのでしょうか










『れ…………いと』










出ない声を振り絞る









零「千尋?大丈夫か?!」







『れいと………うぅ』








涙が溢れて零斗の顔が見えない









零「怖かったな………ごめんな」









そう言って私を抱きしめる零斗










私は、体が動かずただ泣くことしか出来なかった









そして安心からか意識を失ってしまった__