魁貴side
結衣からの電話
どんな日でも必ず1回はきていた連絡
それが一昨日と昨日は無かった
何かあったか心配だったが
俺にはやらなければいけない仕事があった
ここら辺で力を伸ばしている族
darkが龍谷の下っ端を潰しているらしい
dark-ダ-ク-
総勢200人
正統派ではない
武器やら何やら使ってくる危険な族
今下っ端がやられている情報が
入ったため俺は急がなければならなかった
バイクに手をかけたその時
電話がなった
ディスプレイには結衣の文字
出るべきか…………
最近の状況を考えて出た
近況を伝えたつもりだったが
結衣はもういいと言い、切ってしまった
……………は?
結衣の態度がおかしすぎる
もう一度電話をかけたが
電源を切られてしまった
魁「なんなんだよ………」
だが、こうもしてられなかったので
下っ端の応援にむかい
darkと喧嘩した
幹部部屋に戻ったとき
結衣のあの悲しそうな声が頭に響く
ここはどうするべきか。
プルルルルプルルルル
俺はある人に電話した
『はい、どうした?』
そう。千尋に。
魁「結衣の態度がおかしかった」
『え?』
魁「最近何かあったか?」
『んー。あっ、そーいえば!』