結衣side
あの日から2日がたった
この2日間1度も連絡なし
そして、気付いた
いつも私からしか連絡しなかった
つまり私からしないと
魁貴からはしてくれないわけで。
結「つらいよぉ……」
千尋とどういう関係なんだろうか
もういっそのこと聞いちゃおっかな
携帯を見る
依然としてびくともしない携帯
よし。
プルルルルプルルルル
ガチャ
つ、つながった
結「魁貴?久しぶ「ごめん今忙しいっ」……」
久しぶりに聞いた魁貴の声
安心するどころか不安になる
魁「結衣…?」
結「そ………なんだ」
魁「おう!一昨日からずっとバタバタでさ」
一昨日……?
バタバタって………
ヒロの迎えに来てたじゃん
私よりヒロなの?
結「もういい。もう……ばいばい」
魁「え?結衣?おいプツッ」
ツーツーツーツー
一定に流れる電子音
そこに
プルルルルプルルルル
相手は分かっていた
だから
電源を切り、そのまま深い眠りに落ちた