任命式から3日後
聖「よし!俺たちだけで祝おーぜ!」
聖夜の一言で始まった幹部以上だけの会
いつもの調子でやろうとしていたのか
飲み物は酒だけ
俺がそれに気付いたのが遅かった
夜10時を過ぎた頃
『へへ……………あはははっ』
聖「なんか千尋がおかしいぞ!」
千尋が……………酔っていた
『翔貴ぃ〜』
バタン
その言葉を最後に千尋は倒れた
……………………翔貴の胸に。
グースカ寝てるこのバカを
お開き後に俺が運ぶことになった
家が分からねぇ…………
仕方ないか
俺の家に泊まらせることにした
その日の夜
一人暮らしの俺はベットが1つしかない
千尋をそこで寝させて
俺はソファに寝た
深夜3時過ぎ
『うぅ…………ヒック』
アイツがうなされていた
零「おい、千尋?」
顔が険しく、泣いていた
『…………ぃちゃん…………ん………リ……キト…』
リキト…………?
誰だその男
リキトという男の存在が頭の中をかけめぐる
でもそれだけではなく
その男の名前を呼んで泣いている千尋が
とても儚くて消えていきそうなほど
綺麗に見えた________