??side



ネックレスを拾って1週間が過ぎた



俺の手の中には7代目のネックレス





これを見る度にあの子の事を考えていた






今日はいよいよ8代目の任命式



その日の朝、零斗さんから呼ばれた





俺は今、黒いドアの前にいる




ここの中に入れるのは幹部以上だけだ




………と幹部以上の大切な人






1度深呼吸をしてノックした




コンコン




?「1番隊隊長の立道悠也です」





零「ああ」





ガチャ






しばらくして中から翔貴さんが出てきた






翔「ついてこい」





悠「はいっ」





ついて行った先には小倉庫があった




っと言っても俺たちがいつもバイクを



いじっている小倉庫だった




中にはバイクをいじっている奴ら





……………とケバい女達がいた




「「「ちわーっす!」」」





俺の隣にいる翔貴さんに


気づいた奴らが挨拶をする





「「「「翔貴さぁん♪」」」」







ケバい…………とにかく。






龍谷の小倉庫には最近入ったばかりの新入り



そして、いつの間にか倉庫の外に



出来ていた龍谷ファンクラブの女達を


3代前の女好きだったという総長が


小倉庫ならと、藍心と名付け




3代たってもなお、この場所にいるのだ





翔「悠也」




急に呼ばれた俺の名前



悠「はいっ」






俺がここにつれてこられた理由




それは分かっていた




翔「お前には今日の大役を頼みたい」





大役と聞いて胸がたかなる


翔「今日は任命式だ。先代方も来る


そこでだ、女はいいがここにいる新入りに


まとめて荷物運びをさせようと思う


まぁウェイターみたいなもんだな


そこの指揮を取ってくれ」





まさか任命式で自分が仕事をいただくなんて




これは喜ばしいことだ










ただ、その仕事を引き受けてしまえば


任命式が行われる倉庫には行けない



ということは、零斗さんらの

立派な晴れ姿を見ることはできない




俺は銀姫を見たことすらない





それでも………………





1番隊隊長として、やらなければ。


悠「任せてくださいっ」




























その日の夜は盛大に祝われた



小倉庫にも賑やかな声は聞こえていた







やっと落ち着き、現役だけになった時





お決まりの暴走が始まる






俺は先頭の旗持ち係




これもある意味大役だ









銀姫を探したが、どこにもいなかった





同僚に聞くと



あまりの熱気にやられてしまい

帰ってしまったらしい







見たかったな………………







まぁ次回のお楽しみにとっておこう







そう思いながら暴走が始まった____








悠也side終わり